ご祝辞

北海道知事 鈴木 直道

北海道知事 鈴木 直道

 第26回全旅連青年部全国大会in北海道が開催されますことをお喜び申し上げますとともに、初めての開催となる北海道に全国各地からお集まりいただいた皆様を心から歓迎申し上げます。また、徹底した感染防止対策にご配慮いただきながら、本大会の開催に向けて準備されてきた関係の方々に厚く御礼申し上げます。
 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の皆様には、日頃から、宿泊施設における衛生水準の維持向上や質の高い宿泊サービスの提供などを通じて、地域の観光振興及び経済活性化に多大なるご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表します。
 新型コロナウイルス感染症の影響が長期にわたり、私たちの暮らしや経済に大きな影響が及ぶ中、特に、宿泊業を中心とした観光関連産業を取り巻く環境は、極めて厳しい状況が続いています。
 道といたしましては、感染防止対策の徹底を図りながら、観光需要の取り込みなどコロナ禍からの経済再生を進めることが重要と考えており、時々の感染状況や社会情勢等を踏まえ、様々な誘客宣伝活動にも取り組みながら、旅行割引事業などの観光需要の喚起策を切れ目なく実施してまいりますので、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 ご参加の皆様におかれましては、意見交換やエクスカーションなどを通じて、全国の仲間との交流を大いに深められ、実りある大会としていただくことをご期待申し上げます。また、ご来道の皆様には、北海道の多彩な秋の味覚や豊かな自然などを存分に堪能していただき、大会の思い出に加えていただきたいと思います。
 結びに、全国ホテル旅館生活衛生同業組合連合会のますますのご発展、並びに、皆様のご健勝とご活躍を心から祈念し、お祝いのことばといたします。

札幌市長 秋元 克広

札幌市長 秋元 克広

 このたびは、第26回全旅連青年部全国大会in北海道が盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。また、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会並びに同会青年部の皆様におかれましては、平素より、生活衛生水準の維持向上と宿泊サービスの充実に努められるとともに、ホテル・旅館業界の振興にご尽力いただき、深く敬意と感謝の意を表します。
 新型コロナウイルス感染症が国内で確認されてから、2年半余りが経過いたしました。国内経済は著しく打撃を受け、とりわけ観光・宿泊業への影響は大きかったものと存じます。こうした中、札幌市では、感染対策を最優先として取り組むとともに、感染状況に応じて、「サッポロ割」をはじめとする需要喚起策を実施するなど、感染対策と社会経済活動の両立に努めてまいりました。皆様には、様々な場面で、長期にわたり多大なるご理解とご協力を賜りましたことに、改めて御礼を申し上げます。
 また、本年6月からは訪日旅行客の受入が再開され、受入の対象は段階的に拡大されております。今後、さらなる観光需要の回復が期待されますことから、本大会にご参加の皆様におかれましては、衛生面や経営面における活発な情報交換を通じて、大会が有意義な機会となりますことをご期待いたします。
 さて、本年、札幌市は市制施行100年という節目の年を迎えました。次の50年、100年に向けた取組の1つとして、現在、2030オリンピック・パラリンピック冬季競技大会の招致を目指しているところです。大会の開催は、人々にスポーツの力による感動をもたらすほか、世界に向けて「北海道」「札幌」をアピールすることにより、観光需要の拡大に寄与するものと期待しています。皆様におかれましては、大会開催の意義についてのご理解や機運の醸成についてのご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びになりますが、本大会の御成功、そして、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と同会青年部の、今後ますますのご発展並びに皆様方のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉と致します。

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会
会長 多田 計介

全旅連 会長 多田 計介

 第26回全旅連青年部全国大会の開催を心からお祝い申し上げます。
 また親会である全旅連も先月、全国大会百周年を迎え青年部やJKKの皆様にも協力をいただき無事終えましたこと、改めてお礼申し上げます。
 また私事ですが3期6年の仕上げの年に100周年の記念事業を開催できましたこと、感慨深いものがあります。思い起こせば民泊に始まり、コロナで終わる任期でありました。その間、インバウンドや自然災害、新型コロナウィルスによる需要喚起策としてのGo Toキャンペーンの進言並びに実施、経営危機に追い込まれる仲間を助けるための政治的ロビスト活動等々、まさに東奔西走してまいりました。
 そうした苦しい日々が続く中で大きな光明を2つも見出しました。
 その1つが、観光議連を中心とする政治的関係の再構築であります。その成果が今回の全国大会でたくさんの国会議員の先生や省庁関係者に参加いただいたことです。この関係性を築くのにたくさんの労力と時間を要しました。その間、生活衛生団体に過ぎなかった全旅連が観光立国の振興の一躍を担える権限を付与されました。そして何よりも新型コロナウイルに際して業界の苦境をしっかりと受け止めていただき、多くの皆様に対応をいただいたことであります。
 2つ目は、次代を担う青年部との連携強化であります。私が好きな山本五十六の言葉に「『今の若者は』などと、口はばたきことを申すまじ」という言葉があります。古今東西、人生の先輩方がよく口にするこの言葉を山本五十六は諌めたのであります。私は、常にこの言葉を胸に秘め青年部と向き合ってきました。確かに若者は私たちと比べて経験値が少ないために失敗を犯す確率は高いと思いますが、成功は常に失敗からの学びによって得られるものでもあります。失敗は大いにすべきで、失敗を恐れず、同じ失敗を繰り返さないということが大事です。
 今時代は大きく変わろうとしています。世界的視点に立てば、安全や平和は絶対ではないということであります。過去に「不確実性の時代」という言葉がありましたが、明日何が起こっても不思議ではないということであります。しかし、これをネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかで未来は変わってきます。例えば、人手不足として外国人材を受け入れるのか、近い将来、経済的発展が著しい国から人材を受け入れることで、その国に進出するビジョンを描くかで自ずと未来は変わります。そのためのグローバル経営やDX化など準備せねばならないことは山積しております。
 しかし、これらを打破するための経営革新を人生の先輩たちに求めるのは限界があります。そういう意味では若い人たちの叡智と行動力、更には果敢に攻めるチャレンジ・スピリッツが必要なのです。そしてこの積み重ねによって、全旅連の成長・発展があるのです。ここ何年間の青年部の動向を見ていますと、誇らしく、バトンを渡すことのできる人材が育ってきていることを気丈夫に思っています。このまま持続していることを期待しています。
 結びに、本大会開催にあたりご尽力をいただいた星青年部長をはじめ全旅連青年部役員の皆様並びに地元北海道青年部の皆様、北海道ホテル旅館生活衛生同業組合の西海理事長をはじめ関係者の皆様に心から感謝申し上げますと共に、本大会にご参加された青年部の皆様の今後益々のご健勝とご活躍を祈念し、お祝いの言葉といたします。

北海道ホテル旅館生活衛生同業組合
理事長 西海 正博

北海道ホテル旅館生活衛生同業組合
理事長 西海 正博

 「第26回全旅連青年部全国大会in北海道」の開催を心からお祝い申し上げます。またご出席を賜りました全旅連多田計介会長をはじめご来賓の皆様には心からお礼申し上げます。
 本大会が当地札幌市において開催されますことは、誉れでもあり、誇りでもあります。そして何よりも本大会開催の実現に至るまでご尽力をいただきました星青年部長をはじめ関係者の皆様には心から感謝申し上げます。
 また本大会開催に際して、当組合青年部の榎本竜太郎北海道ブロック長を中心に進めてまいりましたが、親組合としてもしっかりと受け止めアシストしてきたところであります。
 しかしながら準備に際して、当組合青年部一人ひとりの情熱と頑張りを拝見していると、頼もしくもあり、嬉しくもありました。このことは、コロナ禍においても観光業界全体の未来を見据えて、「自分たちの未来は自分たちで創る」といった全旅連青年部の行動が「イズム」として全国の支部組合へ浸透している証だと思うのであります。
 まだまだコロナの影響を引きずってはおりますが、全国旅行割やインバウンドも再開され、やっと宿泊業界にも光明が差してまいりました。これを若い皆さんの叡智と努力でコロナ前以上に成長発展させていただくことを大いに期待しております。
 また、ご参加いただきました皆様には、北海道の勇壮な大自然を楽しんでいただくとともに、北海道を代表する美味しい料理をたくさん堪能していただきたいと存じます。そして、できればご家族の皆様にも味わってもらうために、地場のお土産店でたくさん買い物をしていただき、北海道の良さをアピールしていただければ幸いです。
 最後に、本大会の成功とご参加の皆様の益々のご健勝をご祈念しお祝いに代えさせていただきます。

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